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2007/09/13 日記<日本語>
日本語
()
familycolor=#dddddd
states=日本など(「#分布|分布」の節参照)
region=東アジアなど
speakers=約1億3000万人(日本の人口をもとにした場合の概数)
rank=9
family=論争あり
孤立した言語
日本語族
日本語
nation=日魔ネお、
五十音|五十音図は、音韻体系の説明に使われることがしばしばあるが、上記の日本語モーラ表と比べてみると、少なからず異なる部分がある。五十音図の成立は平安時代にさかのぼるものであり、現代語の音韻体系を反映するものではないことに注意が必要である(「#日本語研究史|日本語研究史」の節の「#江戸時代以前|江戸時代以前」を参照)。 母音体系
母音は、「あ・い・う・え・お」の文字で表される。音韻論上は、日本語の母音はこの文字で表される5個であり、音素記号では以下のように記される。
/a/, /i/, /u/, /e/, /o/一方、音声学上は、基本の5母音は、それぞれ
に近い発音と捉えられる。「う」は英語などの のようには唇を丸めず、非円唇母音であるが、唇音の後では円唇母音に近づく(発音の詳細はそれぞれの文字の項目を参照)。音韻論上、「コーヒー」「ひいひい」など、「ー」や「あ行」の仮名で表す長音という単位が存在する(音素記号では /R/)。これは、「直前の母音を1モーラ分引く」という方法で発音される独立した特殊モーラである[金田一 春彦 (1950) 「「五億」と「業苦」―引き音節の提唱」『国語と国文学』27-1(1967年に「「里親」と「砂糖屋」―引き音節の提唱」として『国語音韻の研究』(東京堂出版)に収録)などを参照。]。「鳥」(トリ)と「通り」(トーリ)のように、長音の有無により意味を弁別することも多い。ただし、音声としては「長音」という特定の音があるわけではなく、長母音 の後半部分に相当するものである。「えい」「おう」と書かれる文字は、発音上は「ええ」「おお」と同じく長母音 として発音されることが一般的である(「けい」「こう」など、頭子音が付いた場合も同様)。すなわち、「衛星」「応答」は「エーセー」「オートー」のように発音される。ただし、九州や四国西部、紀伊半島南部などでは「えい」を と発音する[徳川 宗賢 [編] (1989) 『日本方言大辞典 下』(小学館)の「音韻総覧」。]。また軟骨魚のエイなど、語彙によって二重母音になることがあるが、これには個人差がある。文末の「です」「ます」などの末尾母音は、無声音|無声化して、 のように聞こえる場合がある(方言差および個人差がある)。また、母音「い」「う」が無声音|無声子音に挟まれた場合も無声音|無声化し、声帯が振動しない。たとえば、「菊池寛(きくちかん)」の「くち」や、「口利き行為(くちききこうい)」の「くちきき」の一部の母音は無声母音となる。「ん」の前の母音は鼻音化する傾向がある。また、母音の前の「ん」は前後の母音に近似の鼻母音になる。 子音体系
子音は、音韻論上区別されているものとしては、「か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ行」の子音、濁音「が・ざ・だ・ば行」の子音、半濁音「ぱ行」の子音である(このほか、特殊モーラについては本節末尾で言及)。音素記号では以下のように記される。* /k/, /s/, /t/, /h/(清音)
/g/, /z/, /d/, /b/(濁音)
/p/(半濁音)
/n/, /m/, /r/
/j/, /w/(半母音とも呼ばれる)一方、音声学上は、子音体系はいっそう複雑な様相を呈する。主に用いられる子音を以下に示す(後述する口蓋化音は省略)。
基本的に「か行」は 、「さ行」は ( を用いる地方・話者もある[徳川 宗賢 [編] (1989) 『日本方言大辞典 下』(小学館)の「音韻総覧」。])、「た行」は 、「な行」は 、「は行」は 、「ま行」は 、「や行」は 、「だ行」は 、「ば行」は 、「ぱ行」は を用いる。「ら行」の子音は、語頭では に似て、それよりも閉鎖のゆるい破裂音である[服部 四郎 (1984) 『音声学』(岩波書店)。]。英語の に近い音を用いる話者もある。適当な音声記号はないが、有声そり舌破裂音の で代用することもある[斎藤 純男 (1997)『日本語音声学入門』(三省堂、2006年に改訂版)。]。一方、「あらっ?」というときのように、語中語尾に現れる場合は、舌をはじく もしくは となる。「わ行」の子音は、話者によっては唇を丸める を用いることがあるが、多くは唇の丸めのない が用いられる(「日本語」の項目では、特別の必要のない場合は で表現する)。外来音「ウィ」「ウェ」「ウォ」にも同じ音が用いられるが、「ウイ」「ウエ」「ウオ」と発音する話者も多い。「が行」の子音は、語頭では を用いるが、語中では (「が行」鼻音、いわゆる鼻濁音)を用いることが一般的だった。今日、この の音は次第に失われつつある。「ざ行」の子音は、語頭や「ん」の後では破擦音(破裂音と摩擦音を合わせた などの音)を用いるが、語中では摩擦音( など)を用いる場合が多い。いつでも破擦音を用いる話者もあるが、「手術(しゅじゅつ)」などの語では発音が難しいため摩擦音にするケースが多い。なお、「だ行」の「ぢ」「づ」は、一部方言を除いて「ざ行」の「じ」「ず」と同音に帰しており、発音方法は同じである。母音「い」が後続する子音は、独特の音色を呈する。いくつかの子音では、前舌面を口蓋#硬口蓋|硬口蓋に近づける口蓋化が起こる。たとえば、「か行」の子音は一般に を用いるが、「き」だけは を用いるといった具合である。口蓋化した子音の後ろに母音「あ」「う」「お」が来るときは、表記上は「い段」の仮名の後ろに「ゃ」「ゅ」「ょ」の仮名を用いて「きゃ」「きゅ」「きょ」、「みゃ」「みゅ」「みょ」のように記す。後ろに母音「え」が来るときは「ぇ」の仮名を用いて「きぇ」のように記すが、外来語などにしか使われない。「さ行」「ざ行」「た行」「は行」の「い段」音の子音も独特の音色であるが、これは単なる口蓋化でなく、調音点が硬口蓋に移動した音である。「し」「ち」の子音は を用いる。これらの音は、それぞれの行の子音が古くそのように発音された名残りと考えられている。外来音「スィ」「ティ」の子音は口蓋化した を用いる。「じ」「ぢ」の子音は、語頭および「ん」の後ろでは 、語中では を用いる。外来音「ディ」「ズィ」の子音は口蓋化した および を用いる。「ひ」の子音は ではなく硬口蓋音 である。また、「に」の子音は多くは口蓋化した で発音されるが、硬口蓋鼻音 を用いる話者もある。同様に、「り」に硬口蓋はじき音を用いる話者や、「ち」に無声硬口蓋破裂音 を用いる話者もある。そのほか、「は行」では「ふ」の子音のみ無声両唇摩擦音 を用いるが、これは「は行」子音が → → と変化してきた名残りである。外来語には を用いる話者もある。また、「た行」では「つ」の子音のみ を用いる。これらの子音に母音「あ」「い」「え」「お」が続くのは主として外来語の場合であり、仮名では「ァ」「ィ」「ェ」「ォ」を添えて「ファ」「ツァ」のように記す(「ツァ」は「おとっつぁん」「ごっつぁん」などでも用いる)。「フィ」「ツィ」は子音に口蓋化が起こる。また「ツィ」は多く「チ」などに言い換えられる。「トゥ」「ドゥ」( )は、外国語の などの音に近く発音しようとするときに用いることがある。促音「っ」(音素記号では /Q/)および撥音「ん」(/N/)と呼ばれる音は、音韻論上の概念であって、前節で述べた長音とあわせて特殊モーラと扱う。実際の音声としては、「っ」は などの子音連続となる。また、「ん」は、後続の音によって などの子音となる(ただし、母音の前では鼻母音となる)。文末などでは を用いる話者が多い。 アクセント
日本語のアクセントは、高低アクセントが主流である。アクセントは語ごとに定まっている。同音語をアクセントの違いによって弁別できる場合も少なくない。たとえば、東京方言の場合、「雨」「飴」はそれぞれ「ア\メ」(頭高型)「ア/メ」(平板型)のように、異なったアクセントで発音される(今、ピッチの上がり目を/で、下がり目を\で示す)。「端を」「箸を」「橋を」はそれぞれ「ハ/シオ」「ハ\シオ」「ハ/シ\オ」となる。アクセントの高低は、歌でいえば音階の高低に相当する。かつての作曲家の中には、詞に曲をつけるとき、言葉のアクセントを踏まえる人が多かった[金田一 春彦 (1967)「歌謡の旋律と歌詞のアクセント」『日本語音韻の研究』(東京堂出版)p.436。]。たとえば、山田耕筰は「からたちの花が咲いたよ」(北原白秋作詞「からたちの花」)を「カ/ラタチノ ハ/ナ\ガ サ/イタヨ」というアクセントを生かして作曲している。その結果、「花が」の部分が「鼻が」(ハ/ナガ)に聞こえるようなことが避けられる。もっとも、このことは、アクセントが違えばただちに別語になることを意味しない。「教育」「財政」は東京アクセントでは「キョ/ーイク」「ザ/イセー(ザ/イセイ)」であるが、専門家によってしばしば「キョ\ーイク」「ザ\イセー」と発音されることがある。また、年代が若くなるに従ってアクセントの平板化が進み、「電車」「映画」が「デ\ンシャ」「エ\ーガ(エ\イガ)」から「デ/ンシャ」「エ/ーガ」になるというように変化してきている。それでも意味が変化しているわけではない。「花が」を東京で「ハ/ナ\ガ」、京都で「ハ\ナガ」というように、単語のアクセントは地方によって異なる。ただし、それぞれの地方のアクセント体系は互いにまったく無関係に成り立っているのではない。多くの場合において規則的な対応がみられる。たとえば、「花が」「山が」「池が」を東京では「ハ/ナ\ガ」「ヤ/マ\ガ」「イ/ケ\ガ」のようにいずれも中高型で発音するが、京都では「ハ\ナガ」「ヤ\マガ」「イ\ケガ」といずれも頭高型で発音する。このように、ある地方で同じアクセント類に属する語は、他の地方でも同じアクセント類に属することが一般的に観察される。この事実は、日本の方言アクセントが過去に同一のアクセントをもった言語体系から分かれたものであることを意味する。服部四郎はこれを原始日本語のアクセントと称したが[服部 四郎 (1951)「原始日本語のアクセント」『国語アクセント論叢』(法政大学出版局)。]、それが具体的にどのようなものであったかについては諸説がある。たとえば金田一春彦[金田一 春彦 (1954)「東西両アクセントのちがいができるまで」『文学』22-8。]や奥村三雄[奥村 三雄 (1955)「東西アクセント分離の時期」『国語国文』20-1。]は、院政期の京阪式アクセント(類聚名義抄|名義抄式アクセント)を日本語アクセントの祖体系として想定し、現在の諸方言アクセントのほとんどは南北朝時代_(日本)|南北朝時代以降に順次アクセント変化を起こした結果生じたと推定している。アクセント体系は、関東と関西で異なると一般に考えられているが、細かく見れば、分布はもう少し複雑である。すなわち、およそ愛知・岐阜・長野・新潟以東は東京式アクセントで、近畿・四国などの地方は京阪式アクセントであるが、西へ進み中国地方・九州地方まで行くと、東京式アクセントが現れる。すなわち、近畿地方を中心とした京阪式アクセントを東京式アクセントが挟む形になっている。また、九州地方の一部や北関東から南東北地方にかけての一帯などでは、すべての語が同じアクセントで発音される一型式アクセントや、特にどこを高く発音するという決まりのない無アクセントが見られる。さらに、それぞれの体系の中間型や別派などが多数存在する。詳細は、以下を参照。
京阪式アクセント
東京式アクセント
二型式アクセント
一型式アクセント
無アクセント
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